竹で出来た天井を撤去したので、新たに天井を張る必要があります。
張らないと 、煤や藁ゴミが落ちてくるし、屋根が高いので暖房が効きません。


天井は竿縁天井になるのかよく分かりませんが、下記の手順で行います。
①梁の上に天井板を載せる竿縁?を組みます
②竿縁?の上に天井板を載せます

図面です(よく解らないかな?)
横が約3メートル、縦が約2.6メートルの天井を作ります。
天井図面


藁葺き屋根の内側が見えており、まだ天井がありません。
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梁を支えに天井板を載せる竿縁(と言う事にします)を置いていきます。
竿縁は厚さ30㎜、幅90㎜、長さ3000㎜の杉材です。間隔は約40㎝ぐらいです。
杉は重量が軽いので一人で作業するには良い材木です。柔らかいので加工も楽です。
梁は水平でなく曲がっているので、なるべく竿縁が平になる様に、梁を削ったり、竿縁を切ったり削ったりしてサイズを合わせます。
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竿縁のサイズが決まったので、いったん降ろして塗装します。
塗料は柿渋です。柿渋は初めて使用するのですが色合いがいいですね。古民家に合っています。
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三回重ね塗りをしました。真ん中の白いのが未塗装です。やっぱり色合いがいい。
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塗装、乾燥が終わったので、再度 天井に組み立てていきます。
竿縁は廻り縁に、廻り縁は梁にネジで固定します。
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下側から撮った写真です。
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天井板はネットで注文しました。床に張る板も一緒に注文しました。
こんな山奥まで配達してくれるなんて、ほんと有難いですね。
でも、配送車は4t車だったと思いますが、家まで配送車が入らなかったので下の道路で降ろされました。家まで200メートル程の登坂を運ばなくてはなりません。
1束の長さが4メートルで重量は計っていないのですが30kg程かなと思います。
これを担いで6往復しなければ・・・(´;ω;`)ウッ…
1束担いで運び終わってから、愛車のワゴンでも運べるかな?と思い、積んでみると2メートル程車体からはみ出るけど積めるではないか。ヤッター。無事、車で運び終えました。
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天井板は厚さ10㎜、幅130㎜、長さ4000㎜の杉の羽目板です。
必要な長さにカットして柿渋を塗り、竿縁の上に設置しました。
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屋根に斜めに出ている梁の所もカットして組み立てます。
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天井板を張り終えました。色合いも良く、我ながら上手く出来ました(自己満足)
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古民家風の天井で、煤竹に劣らぬ出来栄えに満足です。



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